「葛根湯」は、中国の古典医学書「傷寒論(しょうかんろん)」「金匱要略(きんきようりゃく)」に記載されている薬方で、「かぜぐすり」として知られています。
「かぜ」のひきはじめは、からだがゾクゾクして、布団を何枚重ねても「さむけ」がとれず気持ちの悪い状態がつづきます。同時に頭痛がして、肩や首すじがこってきて頭が重苦しくすっきりしないものです。また、関節も痛みます。
「葛根湯」は、かぜのひきはじめ、肩こり、鼻かぜ、頭痛、筋肉痛、手や肩の痛みに効果があります。かぜをこじらせ、長引かせると、からだの調子を大きくくずしてしまうことが多いので、できるだけ初期のうちに治したいものです。保温を心がけ、栄養に富んだ消化によい食べ物をとり、からだを安静にすることが大切です。
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